エイサー

独特の風習がある沖縄ですが、お盆の行事は本土とはかなり違いがあります。
例えば、この世とあの世を行き来する乗り物として、内地では胡瓜やにマッチ棒で足を見立てて作った『精霊馬』を供えますね。沖縄では、杖として『うーじ(サトウキビ)』を供えます。
また、全国的に有名なエイサーですが、本来は、今日(ウークイの日)だけ踊られる伝統芸能だったのです。
現世に戻ってきた祖先の霊を送る為、若者達が歌と三味線や囃しに合わせ踊りながら、地区の道を練り歩くものだったのです。地域によっては七月舞(しちぐゎちもーい)、念仏廻り(にんぶちまーい)とも呼ばれます。昨夜も、新都心近くで買い物していたら囃しが聞こえ、急いで駆けつけたら【松島青年会】が演舞していました。やっぱりこの音を聞くと血が騒ぎます

近年では太鼓を持つスタイルが多くなり、踊り自体を鑑賞するイベントも開催されるようになりました。
このように独特の文化を持つ沖縄ですが、何より、祖先崇拝が基本の沖縄らしい風習ですね。
夜も更け、日付が変わる頃『今年の盆も終わりです。あの世にお帰りになりましても、どうぞ○○家の家や子や孫をお守りください。土産にご馳走やウチカビを準備しましたので持ち帰り下さい。極楽へお送りします。来年もいらしてください』と、みんなでうーとーとーして終わります。


Posted by くまちゃん at 2009年09月03日   21:07
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